(写真)テネモスホール展示のラジコン飛行機
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迷ったら手放せ。
普通は、問題にぶつかったり、悩んだら、
解決するべく、努力するというのが、
好ましい方法と思われているでしょう。
実際に、頑張れば何となってしまう問題も
経験しているし、みています。
でも、どうしても、どうにもならないというときに、
全てを手放して、生命そのもののはたらきに身をゆだねてしまうと、
上手くいってしまうということ、
もしかして、経験されていませんか。
そうなんですよね。
ここにも、大自然の、宇宙の法則が活きています。
というか、宇宙の法則が効いていない処など無いわけですから、
たったひとつから観るということの応用力は、無限大です。
テネモスの創設者、飯島秀行は、
無類のラジコン飛行機好きでした。
幼稚園に入る頃から、飛行機を作って飛ばしていたそうです。
小学生時代には、大人にも教えていたほど。
学校をさぼって、自宅のトイレで飛行機作りをしていて、
母親にみつかって・・・なんて話は、講演会でも聞かれたことがあるかもしれません。
そんな彼ですから、もちろん飛行機の操縦免許も取得して、
実際に飛ぶという体験もしています。
自ら操縦する飛行機での遊覧飛行デートに誘ったというロマンチストな面もあったとか。
飯島さんのつくるラジコン飛行機は、
スローフライトで、通常では考えられない飛び方をします。
トンボのように、空中でとまったり、進んだり、
動画をユーチューブなどで観たことがあるかもしれません。
不思議に思うかもしれないけど、
トンボと同じメカニズムで作ってあるなら、不思議でもなんでもありませんよね。
今はまだ、トンボの飛んでいる仕組みがよくわかっていないから、不思議に思っているだけです。
そんな飯島さんのつくった飛行機を、一度だけ操縦させてもらったことがあります。
その時、操縦するアドバイスとして、
「コントロールが効かなくなったり、上手く操縦できないと思ったら、
コントローラーから手を放しなさい」
と言われたんですね。
(えっ! そうなの? 大丈夫なの?)と思いますよね。
「どんなに強風でも、飛び損ねた鳥は見たことないでしょ。
翼に風をうけると、振動が起こって、浮かび上がるようにできているからなんだ。
同じように作った翼の飛行機も、同じさ。
手を離せば、勝手に態勢を整える。さぁやってみな。」
と、手渡された操縦機をもって飛ばした感覚は、今でも忘れません。
そして今、その実感が、法則の気づきを助けてくれます。
そうか! 宇宙は、すべてを完全完璧につくってあるんだ!!
だって無限宇宙は、完全完璧そのものでしょ。
その完全完璧が生み出したものだから、完璧なんだ。
鳥だってそうだ、大風のときでも、羽を広げれば、地面にたたきつけられることはなく、
自然と浮かび上がってしまう、翼の構造をもたされているんだ。
そうか!
ということは、人間も、宇宙が生み出した完全完璧な存在。
悩んだときは、全てを手放して、ゆだねていけば、たたきつけられるようなことはなく、
自然と立ち上がっていけるんだ。
あれがいいとか、これがいいとか、思い込みをつかんで執着している分、
飛び方が、生き方が、不自然になって、墜落しそうになるんだな。
『 迷ったら手放せ。』
こんな気づきをいただいた師走のはじまりでした。
ありがとうございます。
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(写真 実験を重ねた飛行機胴体と翼の数々 ・・・テネモスショップ展示写真)
【テネモス通信 20181208】より